こんにちは。よーいちです。
毎日どのようにお過ごしでしょうか。
たまに職場やショッピングで、大声で怒鳴っている人を見かけることがあります。
周りに人はいるのですが、当の本人は怒りが頂点らしく、周りが見えていない様子でした。
そういった場面に遭遇するたびに、怒られている人よりも怒っている人の方が辛そうに見え、心を痛めます。
◼️怒りの原因は誰?
怒っている人のほとんどは「あんたがわたしを怒らせるんだ!」と言わんばかりの形相です。
筆者の言う感情コントロールの方法は「なぜ私は怒るのか?」に意識を向けます。
怒る理由を自分自身の中にあるものとして考えます。
それでも相手に対して怒りがおさまらないのも理解できます。
「わたしを怒らせるアイツが悪いんだ!」というのもあながち間違いではないでしょう。
でも、聞いてください。
過度の怒りは心を疲れさせます。
よく眠れなかったり、疲れが明日に持ち越されることもあります。
そうなると、損をするのはいつも怒る人になってしまいます。
そうならないために、怒りの感情を自由にコントロールして、外の影響を受けないようにしてもらいたいのです。
では、さっそく「なぜ私は怒るのか?」を考えていきます。↓
◼️なぜ怒るのかを考える
怒る原因はもちろん、外の影響によるものでしょう。
しかし、同じことを複数の人が体験しても、怒る人と怒らない人に分かれます。
たとえば、他人に迷惑をかけられたとしましょう。
普通なら怒るところですが、それを小さな事として受け入れてしまう人もいます。
つまり、怒るか怒らないかは受ける側の心の持ちようということです。
原因を外側ではなく、内側(自分自身)から突きとめることで怒りの所在を明らかにするのが筆者のいう怒りのコントロール方法です。
■怒りの分類
怒りのカテゴリーを大きく3つに分類して考えます。
3つの怒り
1.生活領域の侵害。(侵害されようとしている)
(例:悪口。誹謗中傷。イジメ。嫌がらせ。人権侵害。暴力。圧力。命の危機。)
2.労働の増大
(例:仕事・作業の数や範囲が増えた。)
3.自尊心が傷つけられる。
(例:思い通りにならない。約束を破られた。嘘をつかれた。指示通りに動いてくれない。理解してもらえない。)
次は分類別に解決方法を考えます。
分類と解決
1の(生活領域の侵害)は、明日の生活を左右する状況です。怒りというより反発ですね。
解決方法は、遺恨を残さない平和的解決です。
ある程度の抵抗はすべきですが、やり返せば100%返ってくることを覚えておきましょう。
一人で解決できないケースが多いと思いますので、話しやすい人に相談しましょう。決して、一人で解決しようとしてはいけません。
一番の目的は、問題解決です。
あなたの怒り・恨みを晴らすことではありません。
争って勝つだけが解決ではありません。あえて負けて解決する場合もあります。
2の(労働の増大)は、やりたくないことをさせられることへの怒りです。
解決方法は、「ちょっとぐらいなら損してもいいか」と思うことです。
仕事(作業)量にもよると思いますが、あなたが損した分誰かの得になっていると思えば、気がラクになります。
仮にその働きが誰に知られることがなくとも、あなた自身があなたの働きを見ています。スキルアップや新しいアイデアが思いついたり、実際にやってみると、意外に得るものがたくさんあることが分かります。そこに虚しさや不満を感じることはありません。
ちなみに、何の抵抗もなく引き受けると、相手は却って罪悪感を持ってしまうこともあるようです。
3の(自尊心が傷つけられる)場合は、「〜〜したのに〜〜してくれない」という、ギブアンドテイクがうまくいかない事への怒りです。
ギブしたのだからテイクして当然……ではありません。
・努力したから成果が出るとは限らない
・約束したから守られるとは限らない
・指示したから相手が指示通りに動くとは限らない
・恋人(夫婦)だからといってなんでも理解してくれるとは限らない
解決方法は、してもらえると期待しない。
注意点は、相手・物事への信頼感を損なわないことです。
罪を憎んで人を憎まずの精神です。
◎3秒で怒りを鎮める手順
実際に腹が立ったとき、自分の怒りがどの分類に属しているかを考えます。
分類ができれば怒りの原因が分かり、解決法も見えてきます。
そうすれば、意外に怒らない方が解決が早いことも分かってきます。
分類に慣れてきたら、気持ちに切り替えは3秒あればできるようになっています。
あとは、感情より思考(分類・解決)の速度が追い越す訓練を日々実践するだけです。
■怒りは焦り
結局、怒りを肥大させているのは自分自身で、解決できないことへの焦りも含まれているようです。
自分で解決できないから、どうしたらいいんだよ! と、収拾つかなくなってしまっているのです。
だから「こんなことがあったんだけど、どう思う?」と、筆者のところへ話しにやって来て、頭が整理できると、スッキリとした顔で帰っていきます。
筆者は今でこそ、落ち着いていますが、若い時は感情的な性格で、ちょっとしたことですぐに腹を立てていました。なんともお恥ずかしい限りです。
歳を取ると丸くなるといいますが、感情をコントロールできるようになったのは歳のせいではありません。
怒りの原理がふとした時に、「あ〜そういうことか」と、分かった瞬間があったのです。
それからは、腹が立っても怒りを抑えれるようになりました。
怒らない人は自分の感情を有効に使える手段を知っているだけなのだと理解できたのです。
◼️怒りは必要!?
筆者は怒りは人間にとって必要な感情だと思っています。
たとえば、原始人が外敵に自分の命をおびやかされそうになったときに、何も感じなかったらそのまま死んでしまいます。
いち早くしなければならないことは「動く」こと。その為には感情のエネルギーが必要です。
悲しんでいては動けません。楽しんだり喜ぶのは論外です。
行動の原動力は怒り。怒りとは、生存本能のエネルギーだと思います。
なので、もしもあなたが短気でも、自分を責める必要はありません。
感情は1億人中1億人が持っているものなのですから。
怒りをうまく行動へと変換しましょう。
我慢は禁物です。
いきなりは変われなくても、小さな気持ちの変化が一ヶ月、二ヶ月と経つうちに、言葉や行動に変化をもたらします。
ぜひ、穏やかなライフスタイルに向けてチャレンジしてみてください。