まさに
公平な復讐者・殺人事件
「ぼくは世界で唯一の顧問探偵だ」 鋭い観察眼と推理力で不可解な事件を解決に導く!
僕は【まんがで読破】の大ファンで、全139冊読んでいます。
今回はその中から『シャーロック・ホームズ 緋色の研究』を簡単3分でご紹介します。
結論
この本が教えてくれるのは、推理の醍醐味です。
感想
『シャーロック・ホームズ 緋色の研究』との出会い
世界に名探偵はたくさんいます。
パッと頭に浮かんだ名探偵がいると思います。
その中で唯一、シャーロック・ホームズの熱狂的なファンには〈シャーロキアン〉という愛称が付けられています。
よっぽど多くの人と広い世代に支持されているようです。
そんなに面白いのなら読んでみようと思いました。
簡単あらすじ
ジョン・H・ワトソンはアフガニスタンからロンドンに帰国したばかりだった。
軍医として働いていたが負傷により本国に送還されたのだ。
ロンドンは住宅事情が悪いため、家賃を折半できるルームメイトを知人に紹介してもらうことになった。
それが彼——シャーロック・ホームズ。
「アフガンからお帰りかな?」それが彼の最初の一言だった。
知人はワトソンのことを何も話していないと言う。
シャーロック・ホームズは奇妙な人物だった。
ワトソンの素性を当てたかと思うと、戦場の死体の様子ばかり聞いてきた。
そのくせ、戦争や政治のことには一切無頓着だった。
道の真ん中で人だかりができていた。
どうやら、少年が指輪を盗んだと疑われているらしい。おそらく、疑っているスキンヘッドの男は宝石店の店主だろう。
身体検査をしたが何も出なかったらしい。
「物騒よねえ。いつも通ってる店なのに怖いわ」そう言うのは10本の指すべてに高そうな指輪をしているレディ。
〈ホームズ〉はその指輪を見て言います。「犯人はその少年じゃありませんよ。こちらのレディが真犯人です」
レディの指輪は全部がよくできた偽物。しかし、その中にひとつだけ本物が……!?
〈ホームズ〉は一瞬で犯人を当ててみせた。
「きみはいったい何者なんだ!?」
「ぼくは世界で唯一の顧問探偵だ」
〈ワトソン〉は〈ホームズ〉に、本当に名探偵なのかを証明してみせるように言います。
〈ホームズ〉は「はああ」と大きなため息をつき、〈ワトソン〉を連れて行くことにしました。
事件現場の建物に入ると、ロンドン警視庁〈グレッグソン〉が殺人現場に案内しました。
被害者は〈イーノック・ドレバー〉というアメリカの商人。
遺体発見は2日前の午前2時頃。パトロール中の巡査がこの空き家から明かりが漏れているのを不審に思い、発見したとのこと。
この部屋は鍵がかかっていた密室で、争った形跡も盗難の様子もないと言う。
死因は毒物。
部屋の壁には血文字で”RACHE”
部屋には女物の指輪が落ちていた。
推理モノの型
物語の構成は、今とほとんど変わりありません。
[起]プロローグ(5ページ)
……殺人事件発生
[承]成り行き(22ページ)
……ワトソン、シャーロック・ホームズと出会う
[転]推理(88ページ)
……事件捜査
[結]事の真相(71ページ)
……トリックと動機が解明される
殺人事件が起きて、名探偵が登場し、事件を捜査・推理して、事件を明らかにする。
この〈推理小説の型〉というべきスタイルはこの時すでに確立していたことに驚かされました。
ホームズってどんな人?
鋭い観察眼と情報処理能力の高い人間。
興味のないことは知識0のくせして、事件となると目の色を変える。
ちょっと相手を見下したような物言いで、事件を簡単なパズルのように解いてしまう。
紳士的な態度で人を下に見ているようなセリフがコチラ↓
「カンタンなことさ。きみにはわからなかったのか?」
「きみらの観察力ではそんなものさ!」
とても爽快な気分にさせてくれます。
シャーロック・ホームズに憧れたり、実際にいたらいいのになと思う人の気持ちが分かるような気がします。
読み方
個性的な名探偵と分かりやすいストーリー
昔の古びた作品だと思っていましたが、ホームズの魅力的な動向から目が離せなくなり、読み終わるのが惜しいとさえ思いました。
人気の秘密が分かります。
1時間ほどで読めました。
最後に
まずは漫画で読むことをオススメしていますが、書籍で読むのもいいと思います。
書籍は、図書館や中古本など、たくさんあると思います。
ぜひ探してみてください。
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