まさに
わくわくアドベンチャー
しっぽの生えた少年が巻き起こす、冒険バトル漫画。世代を超え、世界を超えた不滅の名作!
きっかけは、家にあった宝玉。それはドラゴンボールと呼ばれ、7つ集めるとどんな願いも1つだけ叶うと言う——。
結論
この本が教えてくれるのは、戦いを楽しむ心です。
感想
忘れもしません。
1986年、夜7:00、『ドラゴンボール』のテレビアニメがスタートしました。
その1週間前、小学2年生だった僕は、同チャンネルで放送されていた『ドクタースランプ アラレちゃん』というアニメが大好きでした。
それが終わってしまう知ってとても残念に思っていました。
しかし、次から始まるアニメも同じ作者:鳥山明先生の作品ということを知り、『ドラゴンボール』の初回をテレビの前で目を輝かせていたことを今でも覚えています。
あらすじ
あらすじを知っている方が多いと思いますが、簡潔にご紹介しておきます。
しっぽの生えた少年(=孫悟空)がさまざまな人と巡り合い、数々の困難を乗り越えて、成長していく冒険物語です。
〈ドラゴンボールは7つ揃えるとどんな願いでも1つだけ叶う〉とあって、世界征服を企むような悪いヤツやすでに世界を征服している覇者もドラゴンボールを狙ってきます。
なので、時には奪い合い、時に戦うという、ドラゴンボール争奪戦がストーリーの主軸にあります。
孫悟空は今まで住んでいた小さな家から広い世界に飛び出し、世界にはたくさんの人間がいていろんな考えを持っていることを知ります。
そして、孫悟空は世界を救い、次は宇宙へと舞台を広げていく……といった内容です。
1番印象に残ったセリフ
それは「わくわくするぞ!」です。
どんな強敵が現れようと、殺されるかもしれない状況でもなぜかわくわくしてしまう。
このわくわく思考が孫悟空、最大の魅力だと思います。
ビビりの僕にとってこれほど勇気づけられたセリフはありません。
(怖いよりワクワクが勝ってしまうのか。……スゴいヤツだな。)
大人になって、そのセリフの意味が深く胸を打ちます。
よく「少年の心を忘れない」とか聞きますが、それってこういうことなんだろうなと思います。
アニメ、その後
アニメがスタートして数年したある日、次回から〈ドラゴンボールZ〉とタイトルを変わることが予告されます。(1989年)
「どういうこと?」と戸惑いましたが、きっと面白くなるんだろうとドキドキしていました。
〈ドラゴンボールZ〉は、今までのコメディ感よりもバトルを重視したストーリーになっていました。
子供の僕にとっては、「むしろ、こっちの方が面白いぜ」と言わんばかりで、ますます夢中になりました。
僕が大人になる頃、原作が突然終わり、それに伴ってアニメも終了します。
そして始まったのが、1996年。〈ドラゴンボールGT〉のスタートです。
正直、漫画の原作が大好きだった僕は、「アニメオリジナルは邪道だ」という気持ちがあって観ませんでした。
それから十数年経った、2009年にリメイク版〈ドラゴンボール改〉がスタート。漫画ファンにとってありがたい、原作に忠実な内容でした。
そして2015年に〈ドラゴンボール超〉がスタート。作画者は違えど原案は鳥山明ということで観てみました。
あの時のワクワク感がよみがえったようです。
テレビゲームも面白かった
忘れてはならないのがテレビゲームです。
当時、僕が小学生だった頃に流行ったていたのは〈ファミコン〉でした。
その当時のドラゴンボールの勢いは凄まじく、ゲーム作品も数多くありました。
まずはアクションゲーム〈ドラゴンボール 神龍の謎〉です。今にしてみたらショボいでしょうが、当時は衝撃と興奮しかない状況で、ハマりにハマりました。
その後もドラゴンボールのゲームは次々と生み出され、カードバトルという要素やRPG、格闘アクション、3Dバトルと、どんなにゲームのスタイルが変わってもその面白さは衰えません。
全部で何作品あるのか、数えきれないほどです。
ドラゴンボールは僕にとって心の財産です。
読み方
僕と世代が違う人からは「〈ドラゴンボールZ〉から観た」「Z以前は知らない」という人がいて、最初は驚きましたが、いろんな世代の人たちに親しまれていると思うと、自分のことのように嬉しくなります。
なので、どこから読んでもいいと思います。
今やドラゴンボールは誰でも楽しめる数少ない漫画のひとつなんですね。
最後に
僕のオススメはやはり原作コミックです。
他にも完全版、続編、アニメ、テレビゲーム、たくさんあります。
ぜひ探してみてください。
【中古】【古本】ドラゴンボール 1 集英社 鳥山明【コミック 少年(中高生・一般) 集英社 ジャンプC】 価格:330円 |