まさに
メンタルの入門書
笑って学べる! 読んでるだけで癒される! 世界一番明るいメンタル系マンガ。
僕が大好きな漫画 『マンガで分かる心療内科』を簡単3分でご紹介します。
結論
この本が教えてくれるのは、メンタルの病気との関わり方です。
感想
『マンガで分かる心療内科』との出会い
よく行く本屋で、すごく興味が湧いた漫画がありました。
その表紙にはドクターとナースが会話している様子が描かれています。
あまりにバカバカしさに思わずクスッと笑ってしまいました。
まるでギャグマンガです。
ギャグ漫画!?
主要キャストは心理士の〈療(りょう)先生〉とナースの〈あすな〉の2人です。
〈あすな〉は天然ボケといった感じで、空気を読まず、言いたい放題やりたい放題、変態・エロ・馬鹿な発言ばかりしています。
それにツッコミを入れるのが〈療先生〉です。
心理士とは思えない鋭いツッコミをし、時にボケを受け流し、たまに真面目に解説してくれます。
1話は10〜15ページほどなので5分ほどで読めてしまいます。
1冊が120〜130ページで、10話ほど収録されています。
簡単あらすじ
「心療内科の病気なんて……ほとんどの人が無縁ですよね?」と、ナースの〈あすな〉はあっけらかんと言います。
〈療先生は〉こう説明します。
国立精神神経センター・精神保健研究所の精神科医の〈北村敏則〉先生は「18歳以上の男性100人に対して”あなたは今までに『精神疾患』にかかったことはありますか?”と聞きました。
精神疾患とは……うつ病・不安障害・パニック障害などのメンタル疾患のこと。
——で、その結果、100人中16人が”イエス”と答えたのです。
また、女性に対しては100人中27人が”イエス”と答えました。
つまり、平均21%——5人に1人が心療内科や精神科にかかって病気であると診断を受けたことがあるとのこと。
要するに、「メンタルの問題はとても身近なこと、誰にでも起こりうること」だと〈療先生〉は言います。
さらに、メンタルの病気になるのは〈環境〉が重要だと言います。
受験で失敗したり、仕事で悩みを抱えたり、結婚生活で苦労を感じていたり、そういうストレスが強い状態になると発症率はかなり上がります。
逆に、人生がうまくいっていたり、心安らぐ人と一緒にいられたり、本人にとって穏やかな生活を送っていればメンタルに悩む可能性は低くなります。
また、うつの発症率も夫・妻など配偶者のサポートがあるかないかによって5倍近く変わってくると言われているとのこと。
「大切なのは今からでもその人にあたたかくソフトに接してあげること。それこそが今のあなたにできる1番の行動なんですよ」と〈療先生〉は言います。
1巻のもくじ
第1回 1/5の確率で精神疾患?
第2回 精神疾患になる原因って何?
第3回 3つの妄想は『うつ』の危険信号
第4回 ロリコンはどこから病気なの?
第5回 心のEDを改善する方法
第6回 90%の正確さで『うつ』が診断できるテストCESーD
第7回 実は男は女になりたい
第8回 幻聴を消す4つの方法
第9回 SSRIって何ですか?
第10回 心療内科っていくらかかるの?
第11回 『うつ』と宝くじの意外な関係
第12回 認知症……あなたの知能は大丈夫?
第13回 『うつ』と感情の心理学
特に為になったと思ったのは、「1巻の第10回:心療内科っていくらかかるの?」ですね。
病院とあまり変わらないので、安心しました。
それと、「4巻の第36回:メンタルクリニックってどういうところ?」もとても為になりました。
メンタルクリニック=心療内科や精神内科を知る機会は滅多にありません。
僕の場合、メンタルの知識0の状態だったので、この情報は本当にありがたかったです。
おかげでメンタルクリニックへの敷居が低くなりました。
初診までの流れや診察内容もとても分かりやすかったです。
どうしてギャグなの?
「心療内科なのにギャグ漫画なのはどうしてだろう?」と思い、僕なりに考えてみました。
僕は〈笑うことが最大の治療だから〉と結論づけました。
だとしたら、『マンガで分かる心療内科』は本当にいい本です。
久しぶりに笑いました。
読み方
心療内科へ行こうかなと思ってたあの時、不安な気持ちでいっぱいでした。
もしも、心療内科へ行こうか迷っていたら「まずはコレを読んでみて」と勧めたい本です。
最後に
ゆうきゆう先生の作品は他に、『——うつを癒す話の聞き方編』、『アドラー心理学編』、『アランの幸福論編』など、たくさんあります。
ぜひ探してみてください。
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