もくじ
■『心療内科』に行く前にすること
step1.「うつかも」と思ったら
「最近、気が重いなぁ」「何もやりたくないなぁ」「死にたいなぁ」と思うことが増えてきたら〈うつ〉なのかも知れません。
まだ心に余裕があったり、相談する相手がいるのなら急ぐことはありません。
ですが、このまま放っておいても解決しないと思うなら『心療内科』に行きましょう。
『心療内科』は心の病院です。
地図で周囲で検索してみると、思った以上に心療内科のクリニックや病院があります。
step2.誰にも知られたくない
誰にも知られたくないのであれば、家から(車で)10〜15分以内で行けるクリニックにしましょう。
心の病の認知度が高くなったと言っても、誰もが知っているというものではありません。
誤解があったり勘違いされる場合もあります。
僕の場合、近所の人や仕事関係の人、家族にも知られたくなかったので、あえて遠い場所にある心療内科のクリニックへ片道30分かけて通っていました。
すると、最初の2〜3回までは良かったのですが、だんだん通院時間30分がもったいなく思えてきまた。
「なんでわざわざ長い時間をかけてまで通院しなくてはいけないんだ」と、不満も出てきました。
うつの時、イライラすることが増えたり、感情を抑えられなくなったり、頭の中で考えがうまくまとめられないことがよくあります。
通院の途中、車の中で「今日は行くのやめようかなぁ」と思うこともよくありました。
なので、遠すぎず近すぎず、(車で)10〜15分の距離が丁度いいと思います。
step3.電話で予約をとる
まずはクリニックに電話をして予約を取ることから始めます。
大抵の場合、予約制になっています。
電話の会話内容はこんな感じです。
と、こんな感じで予約を取ればいいです。
予約の取り方は普通の病院とさほど変わりません。
「どうかされましたか?」と聞かれる場合もありますが、思っていることをそのまま言えばいいです。(「最近、つらくて……」「鬱かも知れないなと思って」など)
「今日の○時でしたら診察できます」と言われる場合もあるので、午前中に電話をするのがオススメです。
step4.持っていく物を用意する
〈健康保険証〉とお金を用意します。
初診料は3000〜5000円ほどかかります。
+αその他の検査費、治療費がかかるからです。少し余分に持っていくと安心できます。
また、大型の病院では〈紹介状〉が必要な場合があります。
〈紹介状〉とは他の病院・クリニックからその大型の病院へ受診するための紹介状のことで、それがないと別途料金5000円ほどがかかります。ご注意ください。
step5.診察日と診察時間
基本的に、診察日と診察時間は病院・クリニックによって違います。
よく見られるのが日曜・祝日は休み、月〜土までのうち、水か木が休み。
診察時間は、8:30〜始めている所や10:00〜の所もあります。
午後からも診察をしていますが、初診の場合は午前に行くことをオススメします。
なぜなら、診察してみて「〇〇の検査をしてみましょうか?」と医師から提案された場合、この後で検査をする時間が必要になるからです。
午後から行った場合、検査することになったら「今日は時間が遅いので次回にしましょう」ということになるかも知れません。
休診日と診察時間を事前に確かめておきましょう。
(車で行く場合は〈駐車場の有無〉もチェックしておきましょう)
■病院・クリニックに行ってすること
step6.まず外来受付を探す
病院・クリニックに入るとまずは〈外来の受付〉に向かいます。
クリニックなら入ってすぐのフロントです。
病院の場合、入り口からすぐだったり、病院の中央にあったり、2階にあったりするので、入り口付近の〈案内表示〉を必ず見るようにましょう。
外来受付に行くと、受付の方が「どうされましたか?」「初診ですか?」といずれかの質問をしてきます。
そこで「初診です」と答えると「健康保険証のご提示をお願いします」と言われるので、健康保険証を渡します。
そして、問診票とペンを渡され「カルテを作成しますので、そちらの椅子に座って記入してください」と言われます。
step7.問診票
〈住所〉〈氏名〉〈年齢〉〈性別〉〈症状〉〈喫煙の有無〉〈飲酒の有無〉〈妊娠の有無〉などを記入します。
症状については、できるだけ細かく書くようにしましょう。
悩んでいること、症状や程度、いつ頃から、など、できる限り詳しく書きましょう。
分からないこともあるかも知れませんが、自分が感じていることをそのまま書くといいと思います。
全ての項目を書き終えたら外来受付の方に問診票を渡します。
すると「そちらにかけてお待ちください」と言われるので待合室の椅子に座って待ちます。
待ち時間はクリニックによって違います。
step8.心理士
「〇〇さん。こちらへどうぞ」と呼ばれたら、まずは心理士と話をします。
診察をスムーズにするために行うようです。
もちろん、これは診察ではないので、リラックスして、悩んでいることや思ってることを話してください。
これが終わると診察になります。
step9.診察
診察ですることは医師との会話です。
悩みや症状などを会話をしながら、問診票をもとに診断し、適切な治療方針を決めていきます。
あなたは医師の質問に答えたり、思っていることをそのまま話してください。
例えば、「自分はうつなのか?」「どうしたらいいのか分からない」「死にたい」など、思ったままでいいと思います。
他にも「血液検査をしてほしい」「薬を出してほしい」と思うならそう伝えてください。
後は、医師が治療方針や薬の副作用などを説明してくれますので、よく聞いておきましょう。
■診察の後にすること
step10.医療費の支払い
医療費の会計を済ませ、〈診療明細書〉〈診察券〉を受け取ります。
(薬を処方された場合は薬局に行きます)
診療明細書には、診察や処置・検査など、医療費が点数で印字されています。
1点=10円で計算されます。
100点=1000円。300点=3000円です。
これは全国の医療機関によって決められた点数で、自分勝手に高い点数をつけていいものではありません。どこの病院でも、クリニックでも、同じ医療行為を行えば、同じ点数が定められています。
■最後に
どうだったでしょうか。
『心療内科に行く手順』はお分かりいただけたでしょうか。
僕の場合、心療内科は未知の世界だったのですごく緊張しました。w
この記事が役に立てば幸いです。
何より、あなたが健康でいられることを願っています。