まさに
女性向け風俗体験
最近、増加している女性を顧客とした性風俗。 今ここに”じょふう”を利用する女性が——。
■結論
この本が教えてくれるのは、女性の本音です。
■あらすじ
女性用風俗・ぴゅあらぶのセラピスト〈如月エル〉。低身長で無愛想なメガネ男子。
”女風”では性サービスを行うことを「施術」
施術を行うスタッフを「セラピスト」と呼称することが多い
そして「施術」の前に顧客がどんなサービスを求めているのか 綿密に「問診」を行うのだ
インターネットで初めて女性向け風俗を予約した女性。彼女の名前は〈ツバサ〉。彼女の要望は”ナカイキ” (……膣内でオーガズムに達すること。)
「安心してください」〈エル〉はすんなり了承しました。
まずは入浴——
〈ツバサ〉がバスローブに着替えて出てくると、部屋にはラベンダーの香りが漂っていました。
「お手を……」と、エルはツバサの手を取ってベッドに座らせ、お茶(=ラベンダーティー)で一息したら、いよいよ施術が始まります。
彼の手は……滑らかでしなやかであった
よく手入れされ 肌は艶やか ケバ立ちはなく そして爪は思いきりよく 深く切られていた
エルは施術の前にツバサと距離をつめるために”ツバサ”と呼び捨てにしてもいいかを聞きます。そして、「どっちでもいい」と言うツバサに「あなたが決めるんです!!」と言い切ります。
ツバサはドキドキしながら快諾します。
■施術
ツバサは以前、彼氏に触られた時は「痛かった」と言います。
ツバサはそんな自分を”不感症”なのでは?”と思っているようですが、エルは「違う。準備が足りてないだけだ」と説明します。
”体を温める” ”可動域を広げる” 手順を踏まなければ肉体は最高のパフォーマンスを発揮できない
手足の関節を丁寧に曲げ伸ばし、体をほぐして準備を整えてると、次はオイルをツバサの胸に塗っていきます。
いきなり乳首は触れず、胸の盛り上がりの周辺を胸の形に沿って ゆっくり力を入れず 流すようにほぐす。エルはまばたきしないでツバサを見つめています。
一流のセラピストは女性から目を離さない
五感をとぎすまして 女性本人よりもその体を知ろうと努力するのだ。
その次は背中——
背中は多くの神経やリンパが通っている
隠れた性感帯スポットなのだ
エルは次にツバサの背中に体を密着させて全身で撫でます。
背中の性感を丁寧に掘り起こせば 首 腕 お尻 等 全身に感覚が波及する
「あぁぁッッ」と、思わずツバサは喘いでしまう。いつの間にか乳首とクリトリスは勃起している。
エルは言う。「どこをどうしてほしい?」
ツバサは大きな声で「さわってッ 私の勃ってるトコッ さわってッ!!」
■オーガズム
ツバサの中を快感が暴れまわっていました。
エルはお風呂を沸かしていますが、ツバサの体はまだ動けそうにありません。
ツバサは最後にこう言います。「気持ちいい! ……っていうか 幸せな気持ち もらっちゃった……♡」
20代 30代の女性へのアンケートを行い ”ナカイキ”の経験があると答えた女性は全体の3割程度であったという……
「女風」は今 社会に求められているのだ
■様々な悩み
処女・お嬢様・ホスト好き・既婚者・高身長などなど、悩みを抱えた女性が”じょふう”を利用しにやって来ます。
ここに出てくる女性は、誰にも相談できない悩みを抱えていて、そのストレスや劣等感に苦しんでいます。
セラピスト・エルは彼女たちの悩みを解決して心と体を癒してくれるのですが、単に彼女たちの要求に応じるのではありません。その言葉や態度から、心の奥に潜む悩みを感じ取って、真の要求を満たしてくれるのです。
女性は女性なりの悩みがあるんだなと知りました。
えっちの時、好きな女性に気持ちよくなってもらいたいと思っている男性は多いと思いますが、うまくしたつもりになっていることも多く、女性のことをよく知りません。
『じょふう』を読んでみて、一番大事なのは相手を思う”誠実さ”だと思いました。準備や会話を面倒くさがらずに、余裕の態度で相手を優しく受け止める気持ちが大事だと分かりました。
■ハイライト
・女性それぞれの悩み
・エルのツンツン感
・美しい裸体
・ためになる施術
・個性豊かなセラピストたち
・女性の可愛い表情