こんな悩みを解決
- いつも圧をかけられる
- 上から目線で言われる
- 喧嘩腰で命令される
- 意見を採用してもらえない
- 「何も喋るな」というような空気を出してくる
- その人が視界に入るだけで息苦しい
マウントを取って来る人ってどこでもいますよね。
ある程度のことなら気になりませんが、あなたの立場を悪くしてきたり、攻撃的な態度を取ってくるのであれば要注意。
この記事では、マウントを取ってくる人を攻撃したり排除するのではなく、対等の関係を築くための方法をまとめました。
この記事を最後まで読んでいただければ、誰とでも穏やかで楽しいお付き合いができるようになりますよ。
もくじ
マウントを取るとは
まずは「マウントを取る」の意味を知っておきましょう。
マウントは、人間関係において「自分の方が優れているとアピールすること」「高圧的な態度をとること」といった意味があります。
「マウンティング女子」「マウンティング男子」といった言葉もあり、広く一般的に使われている言葉です。
マイナビニュースより引用
上の立場を利用して(優位性を示して)、人を見下したり威圧してくる行為のことですね。
パワハラ、モラハラなどのハラスメントも含まれますね。
ここだけ読むと卑怯の一言ですが、どうすれば解決できるのかを簡単に解説していきますね。
結論:鉄壁の防御で守る!
びくともしない防御壁があれば負けることはありません。
どれだけ威圧的してこようと、どんな攻撃をしてこようともです。
そして、相手と対応の関係を築くためには、戦わずして勝つのが最善です。
これは中国の兵法書『孫子の兵法』の戦術です。
今回はそれを現代風にアレンジして、対等な人間関係の築き方に応用しました。
鉄壁のステップ1:隙を与えない
ミスや期限切れなどは相手を優位に立たせる絶好の素材です。
付け入る隙さえ与えなければ、こちらが不利になる要素は減らすことができます。
・ミスをしないように作業や任務に務めること。
・期限は必ず守ること
この2つは徹底しましょう。
「急にできないよ」と思う人は、なんでも早めに行動するように心掛けてみましょう。
時間に余裕ができれば心にも余裕ができてミスが減り、期限にも間に合うようになります。
そして、その積み重ねが大きな成果に繋がります。
鉄壁のステップ2:自分を知り改善する
ミスは誰にでもありますが、そのあとでどうするかはあなた次第です。
ミスの指摘に対して「嫌味ったらしく言われた」「あんな言い方しなくてもいいじゃないか」と腹を立てていては進歩がありません。
冷静に自分の至らない点を見つめて、それを改善することが近道です。
注意点としては、具体的な問題点を洗い出して「どうすれば解決できるのか」を考えましょう。
・至らない点は潔く認めること
・問題解決は迅速に
改善を繰り返せば、『鉄壁のステップ1「隙を与えない」』がさらに磨かれていきますよ。
鉄壁のステップ3:情報収集して活用する
マウントを取ってくる人はほとんどの場合、何かしらの後ろ盾があるものです。
〈後ろ盾の一例〉
・上司という立場を利用している。
・人気や実力がある。
・親の財力・権力を利用している。
・自分の味方になってくれる人間関係を構築している。
しかし、間違った行動やイメージの悪い態度は、後ろ盾があっても擁護しようがありません。
(擁護する場合もあるようですが、そんな組織や団体は長く続かないのが常です)
その人を分析、情報収集すること。
・後ろ盾は何か
・後ろ盾はどれだけの力を持っているのか
・その人の実力、性格はどうか
・その人の長所と短所は何か
・今の自分にその人より優っている要素はあるか
相手を知ることで自分の課題が見えやすくなります。
課題が分かれば改善するだけで解決です。
鉄壁のステップ4:戦わずして勝つ
どうしても衝突が避けられない場合もあります。
そんな時こそこれまでのステップが生きてきます。
ミスなく期限を守っている人を言い負かすのは至難の業です。
逆に相手の至らぬ点を指摘してもいいかもしれません。
・いつ衝突が起きても負けない態勢を作っておくこと
・衝突した際のシミュレーションをして不備の無いようにしておくこと
常日頃から鉄壁の態勢を作ることによって、あなたは実力をつけ周囲から高い信頼を得ていることでしょう。
これが戦わずして勝つ戦略です。
鉄壁のステップ5:必要以上に追い込まない
ミスをネチネチと叱る人がいますが、これは愚かです。
なぜなら、必要以上の叱責は叱る人がスッキリするだけだからです。
叱られる人にとってはミスの事実の繰り返しを聞くだけの無駄な時間です。
しかも、叱責の時間が長ければその分恨まれる危険性もあるのです。
叱る人は自分の正義を盾に言いたい放題になりがちですが、時に予想外の反撃があることを覚えておきましょう。
・ミスや欠点は要点だけを簡潔に伝えること
・相手がミスを認めればそれで良しとすること
注意点は、叱責したあとは必ずフォローの言葉をかけることです。
「でも、あなたはいつもよくやってくれている」「いつもありがとう」と言うのが人の付き合いというものです。
鉄壁のステップ6:弱点をつく(悪用禁止)
常にマウントを取らないと気が済まない人、マウントを取ってないと喋れない人もいます。
もしもあなたの立場を危うくさせてくるのであれば、それ相応の対処が必要となります。
そんな時は、『ステップ3の情報収集』をさらに深掘りして対応します。
・相手の弱点をついて撃退する術を持つこと
・弱点をついたあとは、その人がどんな行動をするかを予測して対処すること
弱点をつくといっても弱めにつくのがコツです。
強くした場合、『ステップ5の必要以上の追い込まない』に反します。
それに、逆にあなたが予想だにしない反撃に遭うことでしょう。
相手が攻撃の手を緩めたら(撃退したら)、こちらも手を緩めてあげてください。
鉄壁のステップ7:継続こそ最上の防御
マウントを取る人は、あなたに隙ができる時を待ち構えています。
マウントを取るためにあらゆる状況、あらゆる人間を使い、予想しない方法でマウントを取ってくる可能性もあります。
そんな不測の事態を乗り切るためには、これまでのステップを継続することが大事です。
・不測の事態に備えること
・日々の修練を継続すること
決して油断せず、いつ衝突しても負けないように、鉄壁の態勢を作り続けましょう。
「難しそう」「面倒くさい」と思う人もいるかもですが、やるべきことをきちんと丁寧にやるだけです。
鉄壁のステップ8:今より上の立場になったら
あなたの頑張りがいつか周囲から評価され、立場が上がるかもしれませんね。
ということは、マウントを取ってくる人と同じ立場になる、もしくはそれ以上の立場になるということでもあります。
立場が上がれば下の人をまとめたり面倒を見る必要が出てきます。
そんな時は威厳を持ちましょう。
・今以上の情報を収集してすべてを把握すること
・成功を積み重ねること
すべての人や物の利害を把握しておけば、常に落ち着いて行動できるようになります。
それには並外れた努力が必須ですが、すでに鉄壁の態勢を手に入れたあなたであれば負けることはないので恐れるに足りません。
マウントを取ってくる人との付き合い方 まとめ
今までのおさらいをしてみましょう。
→ミスをしない。期限を守る
・鉄壁のステップ2:自分を知り改善する
→至らない点は認めて改善する
・鉄壁のステップ3:情報収集して活用する
→相手を知り、自分を知る
・鉄壁のステップ4:戦わずして勝つ
→鉄壁の態勢を作っていれば負けない
・鉄壁のステップ5:必要以上に追い込まない
→ミスや欠点は簡潔に伝えて身を引く
・鉄壁のステップ6:弱点をつく(悪用禁止)
→撃退する術を持つ
・鉄壁のステップ7:継続こそ最上の防御
→不測の事態に備えて日々修練する
・鉄壁のステップ8:今より上の立場になったら
→成功を重ねて威厳を持つ
マウントを取ってくる人というのは、自分の優位性にしか目が向いていません。
その点、これを読んだあなたは360度の視点を見渡すことができるようになっています。
人と衝突するよりも、人間力を高めたほうが豊かな人間関係を築けると思います。
僕は『孫子の兵法』に随分救われました。
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