【解説】荒木飛呂彦『ジョジョの奇妙な冒険』｜結論｜感想｜読み方

相手の怖さを知らずに立ち向かうのは勇気でもなんでもない。勇気とは恐怖を我がものとすることだ！

よーいち

僕が大好きな漫画　『ジョジョの奇妙な冒険』を簡単3分でご紹介します。

結論

この本が教えてくれるのは、勇気の心です。

絶体絶命のピンチでも諦めずに戦う精神です。

感想

ジョジョとの出会い

僕が小学校3年生の頃、週間少年ジャンプに、他の作品とは明らかに異質な光を放つ漫画がありました。

それが『ジョジョの奇妙な冒険』です。

だいたい毎週、週刊少年ジャンプの最後の方に掲載されていて、その洋画のような作風に、子供ながらにとっつきにくさがあったことを覚えています。

当時は第3部で、主人公・空条承太郎とその仲間たちが東南アジアを旅していて敵と戦っているのですが、何が起こっているのかよく分かりません。

それもそのはず。〈スタンド〉という概念を知らないのです。

それが超能力を具現化（ヴィジュアル化）されたものだと分かったのは、DIO戦の前くらいでした。

そして、DIOの能力の前に驚愕し、一気にジョジョの魅力に引き込まれ、それ以来ずっと大ファンです。

簡単解説

ジョジョは主人公が代替わりします。

なので、「どの話が好き？」という会話になった場合、第○部というふうに言ったり、主人公やキャラクター名を言ったり、副題を言ったりします。

まとめるとこんな感じです。

スティール・ボール・ランとジョジョリオンは副題というより、タイトルに近い感じですね。

波紋とは？

第1部と第2部には〈波紋〉という概念があります。

簡単に言うと、特別な呼吸法によって太陽と同じエネルギーを体内に作り出す力のこと。

その様子が池に落ちた小石によって揺らぐ波紋のように伝わるところからこの名が来ています。

「なんで太陽のエネルギー？」と思った方。それは敵が不死身の吸血鬼ゾンビで、物理的な攻撃は効かないからです。

スタンドとは？

第3部以降は〈スタンド〉という概念が登場します。

スタンドとは超能力を具現化（ビジュアル化）した映像のような存在で、普通の人には見えません。

例えば、数メートル離れた敵を〈念力〉で叩いたとします。これは、スタンドが敵の前まで行って拳を振り下ろしたのです。

スタンドの形やデザインは、その人の個性で決まり、人間の形をしていたり、ロボットや人形、動物みたいな姿形をしています。

そして、その能力も個性によってさまざまです。

例えば、壊れた物を元に戻したり、時間を止めたり、人間を漫画にしてその人の人生を読んだりします。

ジョジョの魅力

それはシンプルに「かっこいい！」です。

今までの少年誌の主人公って、小学生や中学生が等身大で描かれることがほとんどだったのですが、ジョジョは身長190㎝以上で筋肉質でヨーロッパ系の顔立ちなんですね。

普通なら、読者に近い要素があった方が親近感が湧いて人気が出るものなんですが、ジョジョはその逆を行った感じです。

まさに「そこにシビれる！　憧れるー！」ですね。

読み方

第何部から読む？

ちなみに僕は、第3部から知って第1部から読み直した口です。

なんと言っても〈スタンド〉が個性豊かで面白いので、第3部から読むのをオススメします。

〈血統〉を知るという意味では第1部から読むと、「ここでもジョナサンの意思が受け継がれているんだな」というかんじで、物語に厚み・深みを感じることができます。

アニメも面白い

ジョジョはアニメ化もされています。

僕のオススメは漫画ですが、アニメ勢はいきなりキャラやスタンドが動いて戦っているのを観れて、羨ましい部分もあります。

基本、ジョジョは何部からでも楽しめます。

なぜなら、血統のつながりはあるものの、全てが独立したストーリーになっているからです。

なので、興味のある所から読むのが1番いいと思います。

最後に

その他にもジョジョだけの雑誌・ジョジョマガジン、スピンオフ作品（岸辺露伴シリーズ）や小説（ノベライズ）、ジョジョ語録本や荒木飛呂彦の漫画術など、魅力たっぷりの作品はたくさんあります。

ぜひ探してみてください。

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