【解説】『カーマ・スートラ』(まんがで読破)|結論|あらすじ|ハイライト

インドの伝統的衣装を着る女性

まさに

性愛学

美しい踊りの先生は『カーマ・スートラ』に精通していた。それは、人々が幸せになるための偉大な知恵だった——。

 

よーいち
恋愛したくなりました。 男女あるある・セックスあるあるなどのシュチュエーションについても為になる本です。

僕は【まんがで読破】の大ファンで、全139冊読んでいます。

『カーマ・スートラ』を簡単3分でご紹介します。

 

結論

この本が教えてくれるのは、正しい愛し方です。

ジョジョの奇妙な冒険』第5部、〈メローネ〉が「インドのカーマ・スートラには48以上の仕方が載ってるそうだ」と言っているシーンが印象的です。

 

■あらすじ

インドの踊り子——古代インド

太鼓や楽器の音楽に合わせて踊る美しい女性は踊りの先生。

彼女に見惚れて頬を赤らめるのは生徒の〈アリー〉。アリーは先生のセクシーな踊りに感動していました。

アリーは帰り道、〈ミトゥナ像〉の性的結合を表現したその芸術性に感慨深い思いをはせます。先生の踊りもこれに似て、とても魅力的で人を惹きつける美しさがあるように思いいます。

と、そこに先生がやってきました。先生もお祈りに来たようでした。

先生はどうしてこんなに綺麗なんだろう……と、アリーは先生のような女性になりたい思いから、美容法を教えてほしいと願い出ます。

先生はまず、紅蓮と青蓮とサフランを粉末にして蜜を溶かした乳酪にゅうらくと混ぜたものを飲んだり、この粉末を調合して体に塗ることで魅力が増すことを教えてくれます。

インドの美容法

そしてこれは『カーマ・スートラ』に記されていることだと言います。

アリーはカーマ・スートラと聞いて男女の営みを想像してしまい、顔が真っ赤になります。

先生は「明日、私の家に来なさい。カーマ・スートラについて教えてあげるわ」と言いました。

 

——翌日

先生の家には数人の女性が集まっていました。そこにいる女性は若い人だけではなく歳はまばらで、年配の女性もいました。

先生による講義が始まります。

カーマ・スートラは約3世紀〜5世紀頃の書物とされていて、著者はバラモン教の学者〈マッラナーガ・ヴァーツヤーヤナ〉とされています。

もともとは『カーマ・シャーストラ』といわれている性愛論書の中の古い文献で、ヴァーツヤーヤナはそれを分かりやすい文書にまとめたとのこと。

そしてその内容はセックスについて説いたものではなく、愛の大切さや男女関係についてを教えてくれていると言います。

その中で、人生を仮に100歳までとし、年齢に合わせて、少年時代に〈アルタ〉・青年時代に〈カーマ〉・老年に〈ダルマ〉を学ぶべきとしています。

●アルタは……財産の獲得

●カーマは……五感の活動やセックスの快感を得ること

●ダルマは……儀礼(=宗教的行為)を取り行うこと。

 

■64芸

ガニカー

先生は「学者の間では人間は『カーマ・シャーストラ』を学ぶ必要がないという考えがある」と言います。

それは、愛は動物の間でも自然に行われることだから、という考えだそうです。

しかしヴァーツヤーヤナはこう言います。「人間と動物は違う!」

人は自分の未来をよりよくするために努力して幸せを得られると先生は言います。

次に64芸についての説明に入ります。

64芸を身につけると、高位の女性と同等の扱いが受けられることも可能になります。

その内容とは、歌や踊り・化粧術・香料・装飾品・手先の器用さ・書物の朗読・大工仕事・方言の知識・上品な振る舞いなど。もし、仮に夫に1000人の妻妾さいしょうがいても、夫と別れても、国外で生活することになったとしても、64芸の知識を身につけていれば幸せに暮らせることができます。

つまり、見た目などの表面的な魅力だけではなく、内面の鍛錬のことを重視しているのです。

 

■先生の過去

先生は昔、結婚をしてとても裕福な暮らしをしていました。

しかし、夫は遊び人で、外でたくさんの女性と関係を持っていました。

そして夫は財産を使い果たして病で死んだ後、先生は途方にくれていました。

そんな時、出会った1人の老女が先生の人生を変えました。老女はとても礼儀正しく気品があり、人の笑顔に囲まれていました。

そんな老女のようになりたいと、先生は老女からカーマ・スートラを教わるようになり、その教えを実践し、次第に自分に自信を持てるようになったのです。

 

■誘惑して良い女性とダメな女性

誘惑していい女性と駄目な女性

誘惑して良い女性とダメな女性がいるといいます。

●処女

●再婚した寡婦かふ

●遊女

●人妻(本来はダメ)

さらに言い寄るべきではない相手もいます。

◇病気持ちの女

◇正気でない女

◇秘密を話す女

◇情交(=セックス)のみを求める女

◇友人

◇王様の妻妾さいしょう

相手をきちんと見定めることが大事だということですね。

当たり前と言えばそうですが、恋愛は盲目と言いますのでこれも必要な教訓と言えるでしょう。くれぐれも間違いを起こさぬよう……。

 

■ハイライト

・恋愛の手順

・性交の体位

・女心、男心

・いい男性、いい女性を選ぶ基準

・愛し方、愛され方

・男女別性器の大きさ3段階(動物たとえ)

・男女愛と人生観の極意

 

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よーいち

高校中退→ニート→定時制高校卒業→フリーター→就職→うつ→休職→復職|うつになったのを機に読書にハマり、3000冊以上の本を読みまくる。40代が元気になる情報を発信しています。好きな漫画は『キングダム』です。^ ^

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