【解説】ゆでたまご『キン肉マン』|結論|感想|読み方

覆面レスラー

まさに

ポンコツ・ヒーロー

根性なしで、頭も悪くて、弱いヒーロー。友情パワーと不屈の精神を武器に何度でも立ち上がる!

下品なギャクの応酬に、一見、バカバカしく思える内容。だからこそ、人生で1番大事なことを教わりました。

 

よーいち
僕が大好きな漫画 『キン肉マン』を簡単3分でご紹介します。

結論

この本が教えてくれるのは、人生を切り開く力です。

 

感想

気がつけばキン肉マン

幼稚園の頃、テレビアニメ『キン肉マン』に夢中でした。

キン肉マンはキン肉せいの王子なのにめちゃくちゃ弱くて顔もかっこ良くもありません。はっきり言ってダサダサです。

ですが、いざと言いう時には相手がどんなの強くても勇敢に闘います。

そんなキン肉マンにハマった僕は、毎週毎週、楽しみにしていました。

一度、町内会で子供たちのイベントが日曜日の9〜11時頃にあって、母に「他の子はみんな参加するんだから、行ってきたら?」と勧められましたが、僕は「キン肉マンが観れなくなる」という理由で参加しなかった記憶があります。

 

必殺技

キン肉マンは人間を超えた〈超人〉です。

力も体も普通の人間よりも優れています。

なので、人間離れした超人同士の戦いが『キン肉マン』の醍醐味です。

キン肉マンには代名詞と言える〈キン肉バスター〉という必殺技があります。

(1)まず相手体を裏返しに持ち上げます。

(2)次に両足(両腿)を掴みます。

(3)そして高くジャンプしてリング(地面)に叩きつけます。

〈キン肉バスター〉をかけられた相手は、首と背中・腰と足に大ダメージを受けます。

要するに、関節技を3つ同時にかけるという技なんですね。

さらに、ストーリーを盛り上げたのが、キン肉マンの特殊能力〈火事場かじばのクソぢから〉です。

絶体絶命のピンチを迎えた時にだけ、普段以上のパワーを発揮します。

負けそうになっても不屈の精神で逆転するシーンが本当に大好きでした。

 

最悪の生い立ち

キン肉せいの王子として生まれたキン肉マンは幼い時、ブタと間違われて宇宙に捨てられてしまいます。

そして地球(日本)に舞い落ち、「ダメ超人」とさげすまれる日々を送っています。

理由は、弱いからです。

キン肉マンは相手が強そうだとすぐ逃げようとします。

でも、みんなから一流のヒーローと認められたい、頼りにされたい、好かれたいという思いから、急に顔が凛々しくなり、カッコつけたセリフを吐いてリングに上ります。

そして、友のため、仲間のために、自分の弱さを忘れて必死で戦うのです。

そんな姿を見ていると「おいおい、大丈夫か?」と頼りなかったはずのキン肉マンがどんどん本物のヒーローに見えてきます。

 

強さの秘密

キン肉マンが強くなるきっかけに、仲間たちのアドバイスや忠告があります。

キン肉マンが弱気になったり、間違った考え方をしていると、「それは違うぞ。キン肉マン」と仲間が諭します。

そのアドバイスや忠告を聞いたキン肉マンは「そうか、分かったぜ」と、素直に聞き入れるのです。

実際、頭で分かっていても感情的になっていたりプライドが邪魔して素直に聞けないなんてことはよくあることです。

〈過ちや間違いに気づいたら素直に受け入れてすぐに正そうとする〉

そんな素直な心がキン肉マンの1番の魅力で、強さの秘密だと思います。

 

コメディ要素

「屁のつっぱりはいらんですよ!」

キン肉マンがこのセリフを言うと決まって解説者や野次馬はこう言います。「何だかよく分からんが、とにかくすごい自信だ!」

牛丼のギャグは忘れられません。

「牛丼一筋300年、早いのうまいの安いの〜」と歌いながら踊ると、牛が怒ってキン肉マンを木槌で殴るという一連の流れです。(主にアニメ)

もはやお家芸です。

時にはキン肉大王(キン肉マンのお父さん)や王妃(お母さん)がヤジったりして内輪揉めするのも親近感がありました。

でも、キン肉マン自身が辛い境遇だったからこそ、こうやっておどけていると思うとじんわり感動してしまうのは僕だけでしょうか。

 

超人はたくさんいる!

〈超人〉はキン肉マンの他にたくさんいます。

●イケメン紳士・テリーマン。

●拳法の達人・ラーメンマン

●エリート超人・ロビンマスク

●ロボ超人・ウォーズマン。

●インディアンの青年・ジェロニモ。

●悪魔超人のリーダー・バッファローマン。

●悪魔六騎士の強者・アシュラマン。

完璧パーフェクト超人の首領・ネプチューマン。

などなど、魅力たっっぷりの〈超人〉が熱いファイトを繰り広げます。

さらに、〈超人強度〉という概念が生まれ、強さが可視化されるようになりました。

単位はパワー。

例えば、キン肉マンは95万パワー。ウォーズマンは100マンパワー。バッファローマンは1000万パワーです。

 

読み方

初期は(1〜5巻)はコメディ要素が強いです。

オススメは〈超人オリンピック編〉以降です。世界各国の超人が集まります。(原作コミックなら8巻辺り)

アニメから見てみるのもいいと思いますが、注意点があります。

原作とアニメでは違う点が多々あるからです。

例えば、アニメでキン肉マンが結婚するのはマリさんですが、漫画ではビビンバです。

登場人物の名前や戦い方が違ったり、漫画にはないアニメオリジナルキャラがいたり、アニメオリジナルストーリーもあったりします。

 

最後に

原作コミック(全36巻)、文庫本、キン肉マンの息子〈キン肉マンII世〉や『キン肉マン』の続編(37巻〜)、スピンオフ〈闘将たたかえ!!拉麺男ラーメンマン〉、派生作品〈キン肉マンレディー〉など、アニメ、映画、TVゲーム、絵本、関連書籍、たくさんあります。

ぜひ探してみてください。

キン肉マン 1 /集英社/ゆでたまご / 集英社文庫【中古】afb

価格:150円
(2023/3/9 21:13時点)
感想(0件)

created by Rinker
¥528 (2024/12/16 15:58:16時点 楽天市場調べ-詳細)

 

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

よーいち

高校中退→ニート→定時制高校卒業→フリーター→就職→うつ→休職→復職|うつになったのを機に読書にハマり、3000冊以上の本を読みまくる。40代が元気になる情報を発信しています。好きな漫画は『キングダム』です。^ ^

-漫画
-,

© 2024 Powered by AFFINGER5