まさに
色狂い
色恋・情事・遊郭・身請け。 生涯を色道に生きた男の一代浪漫放蕩記——。

僕は【まんがで読破】の大ファンで、全139冊読んでいます。
今回はその中から『好色一代男』を簡単3分でご紹介します。
結論
この本が教えてくれるのは、愛欲とは何かです。
感想
『好色一代男』との出会い
一度読みたいと思ってはいました。
でも、江戸時代の言葉は馴染みがなく知識もなく、結局、エロい気持ちだけで読むのは無理がありました。なので【まんがで読破】に感謝です。
たくさんの異性、または同性と関係を持ちたいと思うのは男性だけでしょうか。
簡単あらすじ
1629年 ——京——
若干7歳にして女中(=お手伝いさん)を口説く彼の名は〈世之助〉。
彼は60歳までに37142人の女人、725人の少人(=美少年)と戯れるという稀代の粋人となる男である。
実家は裕福な商家であった。
父は当時全盛の太夫を数人抱える伊達男。母も太夫をつとめる程の器量を持つ女人であった。
そんな生い立ちもあってか、世之介は早くから色恋に目覚め……褌も帯も人の手も借りず自ら締め……手には匂い袋を携え、袖には香木、また絵本は美人がを好むという……大人もたじろぐ程の早熟っぷりであった。
歳を重ねるたびにその行いはすごみを増していき……8歳の時には大人に恋文を代筆させ、9歳の時には女中に夜這いをかけようとし……10歳の時には衆道(=男色)にも興味を持つ始末……。
——京—— 伏見
11歳の世之介は同じ年頃の〈瀬平〉を連れて初めて廓(=風俗街)に立ち入った。
瀬平はたじろぎ臆していたが、世之介は美しい女人を見るや否や店に入って遊びに講じた。
その夜、世之介は遊女の身の上話を聞き、辛く苦しい現状に胸を打たれ、その後もこの女人のもとへ通い続け……身請け(=借金や身代金を払って遊女を辞めさせること)する運びにまでいたるのであった。
しかも、高い金を払って身請けしたというのに女人を田舎の両親の元へ帰してしまった。(普通は身請けすると愛人になる)
世之介はケロッとした顔で「金もあんな優しき女人を幸せにできて本望や!」と言ってのけると、次は湯女(=垢すりや髪すきを行う女人のこと)に行こう思うと言う。
町の往来で美女を見つけてはすぐに声をかけて口説きだす。女人にはじまり女人を知り、新たな女人の元に行く。こうして世之介の幼年期は暮れていくのであった。
青年期
世之介は16歳となり、元服(=成人)を迎える時期になっていた。
相変わらずの放蕩ぶりで、遊郭や後家(=未亡人)、人妻との甘美な日々を過ごしていた。時に痛い目を見ようとも女人遊びに懲りることはなかった。
さすがにこのことは両親の耳にも入り、江戸支店での修行を言いつけられてしまった。当然、監視役も同行することに……。
とは言え、こんなことで心を改めることもなく、監視役から旅費をくすねとると、単身江戸へと行くことに。しかし、その道中でも色恋を繰り返し、起請文(=誓いの契約)を交わすという日々。やがてお金は底を尽き、仕事をするがうまくいかず、長い旅の末、ようやく江戸にたどり着くのであった。
無一文の世之介でしたが、偶然出会った父の知り合いが面倒を見てくれることになり、またもや色恋三昧。茶屋の女人・私娼(=認可なしに売春する女)・出会い宿の女人・宿場の女郎(=若い遊女)……また交渉して女人を買う術を知り、怪しげな女人とも戯れていき……色事の本場である”吉原”にまで足を運ぶようになった。
しかし、その行いも京にいる両親の耳にも入り、とうとう勘当されてしまうのであった。
壮年期
親の庇護が無くなった世之介は、日銭を稼ぎながら1人放浪の旅を始めます。
もちろん、色恋遊びはやめられません。
しかし、いろんな女人と出会い、良いことも悪いこともあり、辛く苦しい思いも経験します。快楽主義の世之介もさすがに失意のどん底を味わいます。
世之介にとって初めてぶつかった壁でしたが、なんとか立ち直って色恋の道を究めんと己がままに色道を突き進んでいきます。
ただエッチしたいだけの男じゃない……のかもしれません。
読み方
最後まで飽きが来ません。
最初はエッチが好きな男の放蕩話として読み始めましたが、どんな形であれ、いつの間にか”人間ドラマ”にすり替わっています。
トキメキや情事の中に人間の本音が見え隠れます。それが人によって様々で、驚かされたりググッと胸を熱くさせたり一瞬で冷めたり、面白かったり恐ろしかったりするのです。
「世之介の人生観とは?」なんて、真面目な視点で読むのもまた趣きがあっていいと思います。
最後に
まずは漫画で読むことをオススメしていますが、書籍で読むのもいいと思います。
書籍は、図書館や中古本など、たくさんあると思います。
ぜひ探してみてください。
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