まさに
心療内科クエスト
ネット・スマホ・ゲーム・ギャンブル・ポルノ……それはあなたにとって本当の幸せですか——!?
僕が大好きな漫画 『マンガで分かる心療内科 依存症編(ネット・スマホ・ゲーム・ギャンブル・ポルノ)』を簡単5分でご紹介します。
もくじ
結論
この本が教えてくれるのは、有意義な時間です。
感想
『マンガで分かる心療内科 依存症編(ネット・スマホ・ゲーム・ギャンブル・ポルノ)』との出会い
依存症編(酒・タバコ・薬物)を読んで、お酒をやめることが出来たので、依存症に対する興味が湧きました。
それに、僕は以前、ゲーム・ギャンブルにハマっていた時期がありました。
ゲームは20代、起きている時間のほとんどやってました。
ギャンブルは30代、パチンコ店に頻繁に通っていました。
今は全くしていませんが、周囲からよく「どうやってやめたの?」と聞かれることもあるので知りたくなりました。
簡単あらすじ
ゆうメンタルクリニックで働くナースたち+お爺さんがスマホを見つめたまま動きません。
「何があったんですか!?」療先生は戸惑っています。
と、その時、〈あすな〉のいとこの〈管越こがね〉がやってきます。
しかも、なぜかスマホ依存した兄と執事を連れて。(※〈こがね〉は日本一の小金持ち)
〈こがね〉は、自社で開発した『催眠状態でハマるスマホゲーム』のテストプレイをお願いしたせいでこうなったのだと言います。
〈あすな〉の末の妹〈さとり〉は聞きます。「何か対応策は?」(※〈さとり〉は天才児の赤ちゃん)
〈こがね〉は言います。「とりあえず、スマホを本人から引き離したり、電源を切ったりすれば……」
療先生が執事からスマホを取り上げると、意識を失ってしまいました。
「電池が切れるだけでも危険なので充電し続けないとダメなんでちゅ」と、〈さとり〉は言います。
意識を元に戻すにはゲームをクリアするしかないですが、プレイ時間は44万時間だと〈こがね〉は言います。さすがに時間がかかりすぎてしまいます。
〈さとり〉の頭脳を持ってもプログラムのプロテクトが強固で止めることができません。
そこで〈さとり〉に妙案が浮かびます。「こうなったら対策は1つでちゅ……! 療先生もこれをプレイしてくだちゃい!」
ゲームの世界に入れば、全プレイヤーと会話が可能であること。
そして、そこで『行為依存』にハマっている状態のプレイヤーに『依存から脱する方法』を教えてしまえば短い時間でクリアさせられると言います。
うまくいく確率は低い。しかし、何もしなければ、みんなが一生このままだ……。
「わ、分かりました……! やります……!」
——と言うわけで、療先生はゲームの世界へ行くことになります。
依存は悪いの?
さっそく、モンスターの格好をした執事が現れます。
「余計なお世話です!」と執事は言います。
ここは、辛い現実から逃避するために作った夢の国。ネットやスマホがなければ現実世界は成り立たないし、それに癒された経験があるはずだと持論を展開します。
さらに、「なぜ、ネットやスマホへの依存が悪いものと言い切れるのか! どうしてやめなければけないのか!」と、療先生に疑問をぶつけます。
療先生は答えます。「確にネットやスマホで孤独が安らぐ体験はあるかもしれません。楽しい経験があるという人もいるでしょう。しかし、本当にそれは幸せな経験だけなのでしょうか?」
誰も返事をくれなかったり、自分を悪く言われたり、ガチャでロクなのが出なかったり……と、一瞬の喜びとたくさんの苦しみの構造は、酒やタバコにハマる人間と同じだと言います。
執事も言い返します。「しかし、楽しい時は楽しいですぞ」
いい画像をゲットした、リツイートされた……「そんな時のあなたを客観的に思い返してみてください! それは本当に楽しい顔ですか!?」と、療先生は言います。
実際、依存しているかどうかの見極めは「このままではいけなんじゃないか?」という、うっすらとした実感だと言われています。
「すなわち、あなたが『ヤバいかも』と思っているのなら、それは依存の証拠! であれば、そこから脱していく必要があるのです!」
軽度の依存者たちが現実世界に戻って行きます。
「こ、ここは引き下がりますぞ……!」と、執事は退散していきました。
この調子でいけば、みんなを救うことができそうです。
次に訪れたのは、『シュフの村』です。w
依存症について
こんな情報が載っています。
●ネットやゲームはどこから病気?
●ネットで成績が下がる!?
●マルチタスクは脳の機能を鈍らせる!?
●ギャンブルから抜けられない理由
●クーリッジ効果
●ドーパミン、βエンドルフィン
●18歳未満のネットの是非
●対処法
●他人の依存をやめさせる方法
ネット・スマホ・ゲーム・ギャンブル・ポルノ依存について正しく知ることができました。
一見、良いことばかりのように思えるネットですが、実際に人間に与える影響力は予想以上です。
〈ネットで成績が下がる!?〉や〈マルチタスクは脳の機能を鈍らせる〉は、小中学生をお子さんに持つお母さんには必見な内容になっています。
また、ギャンブルやポルノもハマる理由があったことに驚きました。
楽しいから、暇だから、と、無意識でやっている気でいましたが、脳の快感物質が大きく関わっていることを知ることができました。
それに、自分がやめられたとしても、他人をやめさせるのはもっと難しい、ということも。
抜け出し方の解説は、とても優しくて温かい気持ちを抱かせてくれました。
僕も楽しいことは一日中やりたい性分なのでハマる人に共感できました。
つまるところ、バランス良く楽しめたらそれが1番いいですね。
自分の子供が依存症だったら
まさに身につまされる内容でした。
●デジタルツールは子供は学力が低下する。
●テレビ・本・音楽・パソコン・スマホなどをマルチタスクのように同時にするのは逆効果。
●18歳未満にはスマホやPCを与えてはならない!
良かれと思ってしていたことが実は間違っていた。
〈勉強してる気〉〈勉強させてる気〉になっていただけで、実は脳の機能を弱めていたなんて。デジタルで勉強するのは人間にとても良いことだと思っていました。
子供の学習環境を作る上で何が大切なのかがよく分かりました。
読み方
読んでスッキリしました。
以前から気になっていたことでもあったので、事実を知れてよかったです。
何と言っても、笑いながら読めるので勉強しているような感覚はなく、読みやすかったです。
最後に
『モテるマンガ』、『おとなの1ページ心理学』、『マンガで分かる心療内科』、『——うつを癒す話の聞き方編』、『——依存症編(酒・タバコ・薬物)』、『——依存症編(ネット・スマホ・ゲーム・ギャンブル・ポルノ)』、『アドラー心理学編』、『アランの幸福論編』など、たくさんあります。
ぜひ探してみてください。
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