まさに
人類VS人喰い巨人
弱肉強食。圧倒的な力の差。この残酷な世界に抗うすべはあるのか。それとも——。
100年以上前、突如現れた巨人によって人類は絶滅の危機に瀕した。生き残った人類は高さ50mの壁を築き、その中で平和を実現していた……はずだった。
もくじ
結論
この本が教えてくれるのは、自由の領域です。
感想
某テレビ番組で
ある芸人がある番組でオススメの漫画として紹介していました。
絵はまだ発展途上なところはあるが、ゲームのような発想・設定だが世界観がリアルで、「この先どうなるの?」と引き込む力がスゴイと言うのです。
それは〈人喰い巨人〉が存在する世界だと言います。
100年以上前、人類と巨人との大きな戦争があり、それに敗れた人類は生き残るために屈強な壁を輪の形に築き、その中に逃げ込んだそうです。
主人公・エレンはその壁の中で生まれ育った10歳の少年です。
世界観は中世ヨーロッパに近く、壁の中にはたくさんの人種が共に暮らしています。
ある日、50mを超す高さの〈超大型巨人〉が出現します。
〈超大型巨人〉は壁を破壊し、あいた穴から他の巨人がどんどん中に入ってきます。
人々は巨人の圧倒的な力の前に成すすべもなく、たくさんの人が犠牲になっていきます。
エレンの母もその犠牲者の1人でした。
「駆逐してやる!」エレンは巨人への復讐を誓います。そんなプロローグです。
巨人の生態
巨人の大きさはおよそ3〜15mで個体差があります。
巨人は言葉を発することはなく、ただ〈人を認識しては食べる〉という行為のみを繰り返しています。
最大と特徴は、巨人には〈自己修復する〉性質があり、大砲や爆弾では足止め程度にしか役に立ちません。
壁の中にいれば安全だ。しかし、それでは人類に真の自由はない。
人類に自由をもたらすため、〈調査兵団〉という組織が編成されていました。
〈調査兵団〉は定期的に壁の外へ、巨人の探索や調査を行いますが、いつも何の成果も得られず、いたずらに兵士を死なせてしまってばかりでした。
しかし、たった1つだけ〈光明〉がありました。
巨人の急所が判明したのです。
それは、巨人のうなじを縦1m横10㎝を削ぎ落とす。すると巨人は修復することなく絶命することが分かったのです。
立体機動装置
『進撃の巨人』の中で最も魅力的なアイテム。それが〈立体機動装置〉です。
あの巨人と戦うのに足元をバシバシ叩いていては一生勝てません。
空中から攻撃する必要が出てきます。
それを可能としたのが〈立体機動装置〉です。
簡単に言いうと、バイクのブレーキペダルに刃が付いた形で、手で操作します。
ベルトの左右にアンカーと後部に噴射口、腰の下・左右にガスボンベと刃のストックをぶら下げています。
レバーを操作すると、ワイヤーが付いたアンカーを発射します。
それを建物や巨人の体に突き刺し、ガスの圧力によって(ウインチのように)ワイヤーを巻き取り、使用者をアンカーが打ち込んだ場所まで引き寄せるという寸法です。
この〈立体機動装置〉で空中を高速移動して巨人と戦います。
空を縦横無尽に飛び回る姿はめちゃくちゃカッコいいです。
100人中99人は「立体機動装置を使ってみたい!」と思うはずです。
人類最強の兵士・リヴァイ
常識はずれの強さを持つ、兵士長・リヴァイ。
巨人をバッタバッタとなぎ倒す、とにかくめちゃくちゃ強い。
彼は小柄で几帳面で、いつも冷めた表情をしています。仲間と戯れたり、泣いたり笑ったりすることはありません。
一見、虚無的な人間に思えますが実はとても仲間思いな人情味のあるキャラクターでもあります。
いつも負けてばかりの人類に、リヴァイだけは一矢報いてくれます。
絶対に予測できないストーリー
母が殺されてから5年後、エレンは〈調査兵団〉に入団していました。
そんな時、再び〈超大型巨人〉が現れます。
エレンは「これはチャンスだ」と、戦いを挑みますが超大型巨人はフッと煙のように消えてしまいます。
またもや悪夢の再来。
続々と巨人の群れが壁の中に闊歩してきます。
調査兵団は巨人と戦いますが、巨人の圧倒的な力を前にみんな次々と食べられていきます。
エレンは絶体絶命の親友を救うために助けに入りますが、逆に巨人に飲み込まれてしまいました。
——「でも、エレンは予想外の形で復活するんです」そこで漫画の紹介は終わりました。
「ここからどうやって復活するんだ?」僕は翌日、本屋に行きました。
読み方
伏線がスゴイ!
『進撃の巨人』にはたくさんの伏線が張られています。
もちろん、後付けではなく、こじつけでもありません。
綿密に練られたストーリーであることは読めばすぐに分かります。
「あの時のアレはこういうことだったのか!」と、常に予想を超えてきます。
読み返す楽しみ
伏線が回収された後、もう一度読み返すとさらに面白みが倍増します。
ちょっとした謎解きに似た感じです。
最後に
原作コミック、コミック限定版・特装版、フルカラー版、公式ガイドブック、小説(ライトノベル)、スピンオフ多数。ドラマCD、ゲーム、アニメ、実写映画など、たくさんあります。
ぜひ探してみてください。
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