【解説】原哲夫『蒼天の拳』|結論|感想|読み方

蒼天

まさに

北斗神拳 in 上海

1930年代、最もワルがはびこった魔都・上海で、北斗神拳伝承者が豪快に暴れる!

『北斗の拳』を知っているなら必見です。ケンシロウの2代前の伝承者〈かすみ拳志郎けんしろう〉はおのこぶしと熱い心で、たくさんの人の人生観を変えていきます。

 

よーいち
僕が大好きな漫画 『蒼天の拳』を簡単3分でご紹介します。

結論

この本が教えてくれるのは、男の生き様です。

 

感想

コミックバンチが創刊して

2001年、北斗の拳の続編というべき漫画が連載されていることを友だち・T君から知りました。

それが『蒼天の拳』です。

内容はというと、ケンシロウの師匠・リュウケンの兄の話だと言うのです。

舞台は1930年代の上海。ですが、僕は上海のことは何一つ知りません。T君いわく、ヤクザやマフィア、チンピラが幅を利かせていた無法地帯らしいです。

「もっと北斗の拳を読みたい」

そんな思いで胸が熱くなりました。

 

ケンシロウと拳志郎の違い

主人公・かすみ拳志郎けんしろうは、『北斗の拳』のケンシロウと似ても似つかない人物です。

ケンシロウが寡黙で表情が乏しいのに対して、霞拳志郎は思ったことはズバズバ言ってのけるし、相手を挑発するような小馬鹿にしたジョークを言ったりします。

簡単に言うと、社交的で豪快なケンシロウといった感じです。

例えば、北斗神拳の文句を言う人がいると、拳志郎は「北斗の文句は俺に言え!」と啖呵を切ります。

場合によっては「〇〇の文句は俺に言え!」と、〇〇の部分を変えて言うこともあります。

酒やタバコもたしなみますし、女性の扱いも手慣れています。

性格は全く違いますが、社会悪に立ち向かい、一泡吹かせる趣向は、『北斗の拳』とは違った爽快感があります。

 

上海ってどこ?

知らなくても支障はありませんが、気になったので調べてみました。

上海は、中華人民共和国の東に位置する町〈上海市〉のことを指します。

座標はおよそ、北緯31度・東経121度。(鹿児島と同じくらいの緯度です。)

広さは、約6340k㎡。(大分県や群馬県と同じくらいです。)

陸地の東側は海に面していて、海外の国々との貿易が盛んに行われていたことが想像できます。

租界そかい〉と呼ばれる地域では、外国人(アメリカ、イギリス、フランスなど)が行政や警察権を握り、独自のルールの元で発展したようです。

やがて金融や経済の中心地となった上海は、力を持ったヤバい勢力(軍閥)が支配する〈魔都〉と化したようです。

 

北斗神拳のルーツ

『蒼天の拳』では、〈北斗神拳〉に他に〈北斗孫家拳〉〈北斗曹家拳〉〈北斗劉家拳〉〈極十字聖拳〉などが登場します。

北斗神拳はかつて、三国志の時代に、各々、3人の天帝を守護するために分派したと言います。

「ということは、北斗神拳 VS 北斗神拳?」それだけでワクワクしてきます。

南斗聖拳の源流とも言える〈極十字聖拳〉の使い手も出てきて、波乱のバトルは必須です。

そして、北斗神拳のルーツが明らかとなります。

 

読み方

『北斗の拳』を知っている人は、『北斗の拳』も読みながら『蒼天の拳』も読むと楽しさが倍増します。

『北斗の拳』を知らない人は、気にせずに『蒼天の拳』をお楽しみください。

両作品ともに〈北斗神拳〉が主軸となりますが、全くの別作品だと僕は思っています。

 

最後に

コミック(全22巻)、続編『蒼天の拳 リジェネシス』、アニメ、たくさんあります。

ぜひ探してみてください。

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よーいち

高校中退→ニート→定時制高校卒業→フリーター→就職→うつ→休職→復職|うつになったのを機に読書にハマり、3000冊以上の本を読みまくる。40代が元気になる情報を発信しています。好きな漫画は『キングダム』です。^ ^

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