【推薦】疲れた心を正しく前に向けてくれる本 厳選3冊『般若心経』『アドラー心理学』『ニーチェ』

明るい日光の空の背景に対して山頂に双眼鏡を持つ男のシルエット。

よーいち
こんにちは。よーいちです。

疲れた心を前に向ける本の紹介と読む順番についてお話しさせていただきます。

筆者は過去にうつになった経験があり、完全な治癒に4〜5年の時間がかかりました。(あくまで主観の感想です)

うつの時は頭が整理しにくく、なんでもかんでも読書するのは負担が大きいので、あえて効果が高いと感じた本を3つに厳選しました。

普段、読書をしない人にも分かりやすく簡単に説明していますので、ぜひ、このブログに目を通してみてください。

あなたの心が1日でも早く癒される事を願って書きました。

 

■読む順番

『般若心経』→『アドラー心理学』→『ニーチェ』の順に読むことをおすすめします。

なぜなら、心がしずんでいる時に自己啓発本を読んでもピンと来ないからです。

心の状態に合わせてピッタリな本をご紹介いたします。では、どうぞ——。

 

■1冊目 『般若心経』

蓮の花

心が疲れ切っている時は読書はおろか、人の話を聞く気にはなれないものです。

そんな時は『般若心経』がおすすめです。

般若心経とは、仏教の経典をたった262文字に凝縮したお経のことです。実際に、2〜3分で読むことができます。なので、仏教の真髄を手っ取り早く知ることができるお得なちょい仏教というイメージです。

内容を簡単に言いますと、この世のすべての物・生き物は不変ではない。常に移り変わるのが摂理である。なので、お金や若さや美しさにこだわる必要はなく、その執着する心そのものが苦しみの根源なのだよ、という教えです。

「え? 仏教徒じゃない?」

その答えは「OKです」

般若心経は仏教徒でなくてもOKなのです。つまり、無教徒でもキリスト教徒でもイスラム教徒であっても、仏教のいいところだけを学び取ってもいいんです。

しかも、般若心経は声に出して読まなくてもOK。黙読でもOK。さらに、意味が分かってなくてもOK、というハードルを下げてくれている優しいお経なのです。

あまりの優しさに「本当に?」「裏があるんじゃない?」と疑う人もいるかもしれません。でも、般若心経の解説サイトは数多くあり、まずはそれを見てみるのもいいと思います。

筆者の経験から学んだことは、疲れた心をまずは癒すことから始めなければ進むこともできない、ということでした。なので、最初に読むなら『般若心経』をおすすめとさせていただきました。

興味が湧いたら、👇ブログ【まんがで読破】の『般若心経』をご覧ください。

般若心経
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■2冊目 『アドラー心理学』

心理のイメージ

心が少し回復してきたら、次は今抱えている問題を解決していきます。

それが『アドラー心理学』の本です。

簡単に言いますと、問題解決の本です。

その中でも衝撃的だったのは、有名な精神分析学者:フロイトの提唱する”トラウマ(=心的外傷)”に対して、「トラウマは存在しない!」と言い切ったことです。

心的外傷(英語:psychological trauma、トラウマ)とは、外敵内的要因による肉体的及び精神的な衝撃(外的出来事)を受けた事で、長い間それにとらわれてしまう状態で、また否定的な影響を持っていることを指す。

Wikipediaより引用

筆者の解釈としては、「トラウマは過去の出来事。その過去の出来事を考えるよりも、これからのあなたの未来に目を向けよう。例えば、こんなふうに!」というポジティブな言葉をくれるのです。

「劣等感はいいことだ」という言葉には筆者もずいぶん助けられました。

学生ならテストでいい点が取れない、社会人なら仕事がうまくいかない、それで悩むのは理想の自分と比べてしまうから。

前を向いて頑張れないのは、自分の実力の無さに傷つきたくないから。

アドラー心理学は、どうしようもなくて悩んでいる、ほつれまくった心を優しくほどいてくれるのです。

2023年現在、アドラー心理学の系統の本は書籍や漫画を含めて数えきれないほどたくさんありますが、あえて言うなら【講談社まんが学術文庫】の『劣っていることは資産である』をおすすめします。

変わりたいけど変われない方は👇【講談社まんが学術文庫】の『劣っていることは資産である』をご覧ください。

【解説】アドラー『劣っていることは資産である』(講談社まんが学術文庫)|結論|感想|読み方

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■3冊目 『ニーチェ』

ニーチェ

周りの諸問題を解決でき始めたら、次は生きる意味を学びましょう。

そもそも、心が疲れるのは生きる力が弱っている証拠です。筆者はうつになった時、生きたいという欲求が極端に小さくなっていることを実感していました。

「いっそうのこと死んでしまいたい。……でも、本当は生きたい!」

生きる理由、生きる意味、そして生きるとは何か、それを力強い言葉で教えてくれるのがニーチェです。

簡単に言いますと、「生きるきる意味を探しても見つからないよ。あるとすれば、それは自分の中だけだ!」と、こんな感じです。

要するに、自分の魂に率直に生きろ!、と言うのです。

やりたい事をしない安定した人生よりも、不自由で貧乏でもやりたいことへ進む人生こそ、自分の魂を喜ばせる、もっとも人間的な行為だとニーチェは叫ぶのです。

その心の叫びに呼応するように、本当に自分がしたかった事を思い出させてくれました。筆者は読んだ後、窓を開けて「うおおおー!」と叫びたくなりました。

原始の欲求を思い出したい方は👇【まんがで読破】の『人間的な、あまりに人間的な』をご覧ください。

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■筆者から一言

[疲れた心を正しく前に向ける本 厳選3冊]はいかがだったでしょうか。

「悩み事がある時は誰かに相談するといい」と言う人がいますが、心が疲れていると、その会話すらうまくできないものです。それに、現実には解決できない悩みもあります。筆者は当時、それを痛感し、誰にも悩みを打ち明けることができませんでした。

悩みが悩みを呼び込んでしまうような悪循環に陥ってしまう気持ちがよく分かります。

その苦悩の中で、読書は著者との会話であるということに気づきました。そして、著者の言葉にゆっくりと耳を傾けることで、今まで考えもつかなかった解決方法を提案してくれます。

1番いいのは、自分に合った本を見つけることですが、もしも、見つからない場合は筆者のおすすめする本を参考にしてみてください。心がラクになれます。

 

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よーいち

高校中退→ニート→定時制高校卒業→フリーター→就職→うつ→休職→復職|うつになったのを機に読書にハマり、3000冊以上の本を読みまくる。40代が元気になる情報を発信しています。好きな漫画は『キングダム』です。^ ^

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